以前紹介したNFT。最近かなり流行ってきております。LINEやメルカリでもこのNFT市場に参入するというニュースが入ってきています。そんなNFT市場でまた面白いニュースがありましたので紹介します。
それがMETAHERO.IO。このプロジェクトは、何でもかんでも、自分自身ですらNFT化し、それをゲームやアートの世界で使っていこうというものです。
なんだかおもしろそう。
でも、やっぱりどういうこと?という感じだと思いますので、さっそく紹介してみたいと思います。
METAHERO.IOとは?
創始者はRobertGrynという方。ポーランド人の金持ちランキングに載ったことのある、スーパービジネスマンです。別のプロジェクトTENSETのエンジェル投資家でもあるそうです。
ではこの、METAHEROとはなにかというと、超ドでかいスキャナーに、モノを突っ込むとそれを自動でNFT化してくれるというものです。
写真だとこんな感じです。
なんだかめちゃくちゃ近未来的でカッコいいですよね。
プロモーションビデオを見たほうが早い気もするので紹介します。
途中でこのスキャナーに入っている人がこのRobertさん自身で、一瞬でデータ化されるシーンが出てきます。
英語で書いてありますが、この設備のスペックは、
高さ:2.5メートル
カメラ:64個
でかい、、、
このスキャナー自体はすでに存在し、実際にゲームの登場人物などの作成に使われていたそうです。今回のプロジェクトは、この技術をブロックチェーンと合わせ、データを唯一無二のものにし、ゲームやアートの世界で活用していこうというものです。
技術としては、スキャナーにモノや人が入る→3Dアバター化→NFT化という非常にシンプルな仕組みです。
プロジェクトの目的は?
ではこのプロジェクトは何を目指しているのか?というところですが、「NFTをより身近にする」が一番の目的となります。
そのために、まずはゲーマーなどをターゲットに1000万人ユーザーを目指すそうです。なぜゲーマーなのかというところですが、すでにゲームの世界では、ゲーム内課金があったりするので、仮想通貨と非常になじみ深いからということだそうです。
なので、当然この技術を使って、仮想通貨(正確にはトークン)のやり取りも行われていきます。
具体的には、Hero Tokenというものが発行され、先ほどのスキャンを使う時にも、このHero Tokenを払って使うというように、資金を流動させるようにしているそうです。使用用途としては、先ほど述べたゲームキャラクターや、ミュージックビデオ、ファッション、芸術というような分野ですでに使われているようです。
スキャンはどこでできる?
ここまで来たら、さっそくスキャンしてみたいですよね?
ではいったいどこでこのスキャンができるのでしょうか。
プランによると、まずはポーランドのワルシャワで始まり、カタールのドーハに進出するそうです。
いやどこやねん?
全然なじみのない場所ばかり。
ポーランドは創始者がポーランドなので、まあわかりますが、いったい世界の主要都市では行われるのかという話ですが、ご安心ください。
ちゃんと計画の中には、東京やニューヨーク、カリフォルニア、中国も入っているそうです。まずは身近で実験、その後大都市へというプランのようです。
ビジネスモデルは?
ビジネスモデルは先ほどのスキャンをトークンで支払うというものでしたが、もう少し具体的にお伝えすると、200ドル(約20000円)分のトークンでスキャンをできるようにし、しばらくはその売り上げでやっていくそうです。
またトークンの売買も最近パンケーキスワップというところに上場し、可能となりました。さっそく爆上がりしているようです。
将来性は?
長期的な目線となりますが、いよいよ仮想現実の世界がきたなーという印象を受けました。スキャナーで自分を唯一のアバター化(NFTなのでコピーがない)し、仮想空間へダイブ!あとはその中で生活していくという感じの、仮想現実のほんの入り口に立ったのかもしれません。
ボクが生きているうちにどこまで技術が進むかわかりませんが、将来的には本当に、現実と仮想空間の差がなくなっていくんだろうなと感じた技術でした。
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